佐多達枝先生の振り付けによる作品の告知です。
O.F.C.合唱舞踊劇 「ヨハネ受難曲」
2011年10月1日・2日 すみだトリフォニーホール
詳しくはこちらをクリック!
ダンサー、オペラ歌手、オーケストラ、コーラス隊達が織り成す圧倒的な作品。
バッハの音楽に溺れそうです。
ヤバいぜこれ。
2011/09/20
2011/09/15
「ダメ二宮金次郎」決定
ずーっと遠くから。
ゲームをしてる大学生くらいの男の子が歩いてくる。
携帯ゲーム機に没頭しながら、画面に集中しながら、山手通りの歩道をおよそ700m先ぐらいからずーっと。
俺は道端で仕事の電話をしながらなんとなく見守っていた。
あまりの没頭ぶりに面白くなってきて道の真ん中でカレを待った。
たっぷり8分ぐらいかけて結局俺にぶつかつた。
カレは尻もちをつき、大げさに「な、なんなんすか!?」的な顔で俺の顔を見る。
太頼「前見てないとアブねえぞ。」
カレ「!?・・・前・・見てました。」
太頼「嘘つけ。だったらぶつかんねえだろ。画面見ながらふらふらしてるとアブねえぞ。」
カレ「・・・画面なんて見てません。」
・・・どうしよう・・殺る?
太頼「(フゥ)車に轢かれてから同じセリフ言えよ。とにかく気をつけな。」
なんでそんな事言われなきゃいけないんだと言わんばかりに、俺にふてくされた視線を投げかけカレはまた画面に集中しながら歩いて行ってしまった。
・・・やれやれ。
なんか俺も意地悪だったのかな。
でも危ないからホント気をつけろよ。
でもオマエ「ダメ二宮金次郎」決定な。
今日はここまで。
ゲームをしてる大学生くらいの男の子が歩いてくる。
携帯ゲーム機に没頭しながら、画面に集中しながら、山手通りの歩道をおよそ700m先ぐらいからずーっと。
俺は道端で仕事の電話をしながらなんとなく見守っていた。
あまりの没頭ぶりに面白くなってきて道の真ん中でカレを待った。
たっぷり8分ぐらいかけて結局俺にぶつかつた。
カレは尻もちをつき、大げさに「な、なんなんすか!?」的な顔で俺の顔を見る。
太頼「前見てないとアブねえぞ。」
カレ「!?・・・前・・見てました。」
太頼「嘘つけ。だったらぶつかんねえだろ。画面見ながらふらふらしてるとアブねえぞ。」
カレ「・・・画面なんて見てません。」
・・・どうしよう・・殺る?
太頼「(フゥ)車に轢かれてから同じセリフ言えよ。とにかく気をつけな。」
なんでそんな事言われなきゃいけないんだと言わんばかりに、俺にふてくされた視線を投げかけカレはまた画面に集中しながら歩いて行ってしまった。
・・・やれやれ。
なんか俺も意地悪だったのかな。
でも危ないからホント気をつけろよ。
でもオマエ「ダメ二宮金次郎」決定な。
今日はここまで。
2011/09/07
「ムチ打ちのじいさんと俺」
北海道釧路空港に飛行機が到着した。
東京はまだ残暑が厳しいが流石にここは北海道だ。
上着を着て首にはボリュームのあるストールを重ねて巻いて防寒対策をしていた。
最近買ったちょっとお気に入りのやつだ。
シートベルト着用のサインが消え、みんなが一斉に立ち上がる。
いつも思うのだが、そんなに急がなくてもどうせ降りる時間はそうは変わらない。
のんびりと立ち上がるとすぐ後ろに飄々とした顔のグレーのジャケットを着た小さい老人が立っていた。
ムチ打ちにでもなったのか首には固定器具をはめていた。
その器具のせいで首が完全に固定されていて動きが軽くロボットのようだ。なんとなく見た目だけでも面白いじいさんだったのでその姿だけで吹き出しそうになってしまった。
なんとなく笑いを噛み殺して下を向き、視線を関係のないトコロに移すと、どこからか聞こえてきた。
「一緒だな!」
・・・・・・?
「オレと一緒だな!」
・・・・・・・・・?
「兄ちゃん、オ・レ・と一緒だな!」
・・・・・・・・・・!
俺に言ってるのか!?
近辺の乗客は一斉に俺の姿を見ている。
振り向くとその背の低い首輪のじいさんがこっちに向かって言っている。
じいさんは俺のボリューミーなストールを見て、そう言っていたのだ。
近くの若いキャビンアテンダントも下を向いて笑いをこらえている。
じいさん「病院によってはそんな派手なのもあるんだな。俺もそんなやつにしてもらえばよかったよ!」
周りの乗客はクスクス笑っている。
太頼「あ・・・あのこれストールなんです。」
じいさん「あ!?なに!?」
太頼「ストール・・」
じいさん「スツール?・・・ってなんのことじゃ!?」
コラじじい。『スツール』は背もたれのない椅子の事じゃ。
これはわかり易い言葉に変換するするしかない。
太頼「あ、これエリマキなんです。」
じいさん「エリマキ!?・・・ははははははは!」
太頼「・・・?」
じいさん「ずいぶんと古い言い方をするのお。兄さん結構な年じゃな?」
いやいやいやいやいや!!!
せっかくわかりやすく言ったつもりなのになんじゃいじじい!
Gさん「まあまあ、首がなんともなくて良かったの!一緒だと思ったのにマフラーじゃったのか!ま、それにしても兄ちゃんも首に気をつけての!」
首は最初からなんともねえんだけどな
なんだかじいさんは色々とわからない事を言ってそのままゲートが開いた流れで行ってしまった。
俺はそのままア然とした気分でバカみたいにつっ立っていた。
周りはクスクスと俺を見ないようにしている。
俺の発した「エリマキ」のワードのせいで、どこかで「エリマキトカゲ」の話題が出ている。
ああそうね「エリマキトカゲ」ね。昔流行ったね。懐かしいね。そうそう砂漠を二足歩行ですごいスピードでね・・・ってバカん!!
なんだか恥ずかしいわ。
って「ムチ打ちのじいさんと俺」なお話でした。
じゃあの。
東京はまだ残暑が厳しいが流石にここは北海道だ。
上着を着て首にはボリュームのあるストールを重ねて巻いて防寒対策をしていた。
最近買ったちょっとお気に入りのやつだ。
シートベルト着用のサインが消え、みんなが一斉に立ち上がる。
いつも思うのだが、そんなに急がなくてもどうせ降りる時間はそうは変わらない。
のんびりと立ち上がるとすぐ後ろに飄々とした顔のグレーのジャケットを着た小さい老人が立っていた。
ムチ打ちにでもなったのか首には固定器具をはめていた。
その器具のせいで首が完全に固定されていて動きが軽くロボットのようだ。なんとなく見た目だけでも面白いじいさんだったのでその姿だけで吹き出しそうになってしまった。
なんとなく笑いを噛み殺して下を向き、視線を関係のないトコロに移すと、どこからか聞こえてきた。
「一緒だな!」
・・・・・・?
「オレと一緒だな!」
・・・・・・・・・?
「兄ちゃん、オ・レ・と一緒だな!」
・・・・・・・・・・!
俺に言ってるのか!?
近辺の乗客は一斉に俺の姿を見ている。
振り向くとその背の低い首輪のじいさんがこっちに向かって言っている。
じいさんは俺のボリューミーなストールを見て、そう言っていたのだ。
近くの若いキャビンアテンダントも下を向いて笑いをこらえている。
じいさん「病院によってはそんな派手なのもあるんだな。俺もそんなやつにしてもらえばよかったよ!」
周りの乗客はクスクス笑っている。
太頼「あ・・・あのこれストールなんです。」
じいさん「あ!?なに!?」
太頼「ストール・・」
じいさん「スツール?・・・ってなんのことじゃ!?」
コラじじい。『スツール』は背もたれのない椅子の事じゃ。
これはわかり易い言葉に変換するするしかない。
太頼「あ、これエリマキなんです。」
じいさん「エリマキ!?・・・ははははははは!」
太頼「・・・?」
じいさん「ずいぶんと古い言い方をするのお。兄さん結構な年じゃな?」
いやいやいやいやいや!!!
せっかくわかりやすく言ったつもりなのになんじゃいじじい!
Gさん「まあまあ、首がなんともなくて良かったの!一緒だと思ったのにマフラーじゃったのか!ま、それにしても兄ちゃんも首に気をつけての!」
首は最初からなんともねえんだけどな
なんだかじいさんは色々とわからない事を言ってそのままゲートが開いた流れで行ってしまった。
俺はそのままア然とした気分でバカみたいにつっ立っていた。
周りはクスクスと俺を見ないようにしている。
俺の発した「エリマキ」のワードのせいで、どこかで「エリマキトカゲ」の話題が出ている。
ああそうね「エリマキトカゲ」ね。昔流行ったね。懐かしいね。そうそう砂漠を二足歩行ですごいスピードでね・・・ってバカん!!
なんだか恥ずかしいわ。
って「ムチ打ちのじいさんと俺」なお話でした。
じゃあの。
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