2015/03/20

サリン事件から20年

オウム真理教の地下鉄サリン事件から20年。

俺は中学校の卒業式だった。

もう着なくなる学ランを背負って、感慨深げに校門をでると、

一人の友だちがどこからか現れ、

「なんか地下鉄に毒が撒かれたらしいよ」

みんな何の話かわからなかった。

でも後から発覚した話は身の毛もよだつような凄惨なテロ事件だった。

サリンの撒かれた地下鉄丸の内線は俺らの地域の足だ。

同級生の親の中には、いつもその時間帯の電車に乗って通勤してる人もいたそうだ。
そりゃそうだろうな。

子供が卒業式で、参列してたから助かったのだ。


その後も、隠れアジトがどんどん発覚するのだがまあウチの近所だらけ。

サリンの試作品が持ちだされてたり、その辺りのアジトで火炎瓶を作ってたり物騒な事この上ない。

だから俺にとっては、っていうか俺の地元の人にとってはすごく身近な大事件だった。

小学校4年生ぐらいの時も買ってもらったばかりの自転車に、地元から選挙に立候補してたオウム真理党のポスターが貼られてて、はがせどはがせどネチャネチャになってしまってオウムの選挙カーに石をなげたこともあった。

今考えたら、止めてる自転車に勝手にポスターを貼ることも、選挙カーに石をなげる小学生もナンセンスだわな。

とにかくあのサリン事件から20年。
今明るみにでてるようなこともあるみたい。核を作ろうとしてたりね。

ほんとにすげえ話だったな。

でもいまだに後遺症と闘っている人はたくさんいるようだ。
そう考えると事件は終わってない。

忘れちゃいけないことのひとつだろうな。








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