バレエシューズをどうやって捨てるかって話なんだけど。
あ、突然だったね。
あるバレエの先生が、
「アメリカでしばらく踊ってたS子が、ポアント(トゥシューズの事ね) をそのままゴミ箱に入れるんですよ。シューズに申し訳ないとは思わないのかねー!」
ああ。なるほど。そういう考えわかる。そうかー。確かにそうだよなー。
その先生の考えだと、せめて新聞紙とかにくるむとかして、他のゴミと触れないようにするぐらいの感謝の気持ちをそのシューズに持ってもいいんじゃないかってこと。
んー。ちなみに俺も紙袋とかに入れてるかなー。なんとなく。なんとなくだけど。
なんか自然にそんな感じになっちゃってるな。
でもこの問題は日本ならではなのかな。
俺学生の頃にアメフトやってたの。
で、本場のアメリカの選手たちはヘルメットの上に足を置いたり、座ったりすんのね。
でもそんなことを日本でやったらこれがめちゃくちゃ怒られる。
「アタマを守ってくれてるモノになんて態度だ!」
みたいなことになる。
それこそ剣道の面なんてそんなことしたら張り倒されるだろう。
欧米は「モノ is モノ!」みたいな感覚があって、日本では「モノ」を敬意をもって擬人化するような傾向があるんじゃないかな。
元々日本にあった「やおろずの神々」とか「どんなモノにも魂が宿る」ような「精霊主義」みたいな風習が精神的な下地としてあるのかなあとか。
「ナニカ」に対して敬意を払うって感覚は「思いやり」と「なんでもありがたがる雑食文化」の日本の特徴なのかも。まあ美点っちゃあ美点。
アメリカとかで仕事してるとそっち側に慣れちゃうだろうな。
どっちがいいって事もないけど、 違いはあるなって話。
今回はバレエシューズとかの話だけど、みんな仕事とかで大事に使ってるモノはどうやって捨ててる?
はじめまして。
返信削除クラシックバレエをやっているものです。
私も使い終わったトゥシューズなどは袋に入れて「ありがとう」と言ったりします。
ここまで一緒に戦ってくれた感謝の気持ちをこめて、ですかね。
明確な理由があるわけではないのですが、やはりそういうことも踊る上で大切なことのような気がします。
バレエに限らず、大切に使ったものは大体そうしています。
でもこれは日本ならではなのですね。驚きです。
私は日本のこのような考え方はとても好きで、必要不可欠だなと思います。
コメントを見てくださってありがとうございました。