第二次世界大戦から71年が経った。
アメリカではポツダム宣言を出した9月2日を終戦記念日に制定しているらしい。
ふと色々書いてみよう。
水木しげる先生が去年お亡くなりになり、今年の2月に葬儀があった。
また昭和の偉大な漫画家が逝ってしまったなあと寂しく思った。
彼の描く漫画には多大な影響を受けた。
自然への尊敬、生きる事の大切さと許す心、戦争の虚しさ。
自分の中で手塚治虫とはまた違った角度で生き方や考え方を教えてもらった感覚がある。
「鬼太郎」も何回も読んだなー。
原作マンガを読み込んでたからアニメとの温度差がすごくて、ポップな作りだったアニメは子供だましみたいに思ってた。
俺も子供だったのに。
子供の頃ってヒーローモノに熱中するし、勧善懲悪モノが多いでしょ。
でもこの「鬼太郎」は全然違ってたんだよね。
その回によって、悪いのは人間だったり妖怪だったりする。
どっちかって言うと愚かな人間を描く方が多かったんじゃないかな。
そんでもって、昔は今よりも妖怪との距離が近かったんだろうな。
自然現象とかでも原因のわからない事が多かったから、それを「妖怪」に置き換えて「自然」を敬う。
そんな事を水木氏もその頃のみんなも無意識に感じてたんだろう。
水木しげる氏は戦争経験者だった。
食料も弾薬もない南方の激戦地で自分が生き残った事や人智を超える経験に妖怪の存在を感じていたそう。
彼の描く作品の中では妖怪=精霊であり、どんな宗教も介在していなかった様に思える。
世界中で同時多発的に信仰されていた精霊主義であり、日本でいうところの八百万(やおろず)の神々に近い考え方があったんじゃないかな。
妖怪は「自然」であり、人間は文明と共にココロを失い「不自然」を作っていく。
止まない環境破壊と、終わらない戦争。
人間は正しい進化が出来ているのかな?
また妖怪と仲良く暮らせるようになれれば、人間も豊かさを取り戻せるのだろうか?
長くなったけど終戦と水木しげるが亡くなったのと重なって、色々想ったから色々まだ書く。
また明日。
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